一度仕上げた曲を何度も勉強し直すことは良くあります。
同じ曲を3度ステージに乗せると自分のものになる と言われています。
つまり、一度ステージに乗せた曲を2度3度と練習し直すのです。
新たな発見もあり何より理解が深まるのです。
時間を経た見直しでは、恩師にレッスンを受けた際にいただいた注意事項など当時良く意味が分からずも言われるままに従っていたことが理解出来る自分になっていることに嬉しくなります。
時には、
「え〜、この時、あまり良く分からずこんな大曲に挑んでいたんだ〜」
と当時のステージを思い出して恥ずかしくなったり、それでも一生懸命だった姿に思いを馳せ発奮する場合もあります。
生涯かけて精魂込めて作曲された作品、
作曲家の思いを推し量りながら作品を通して自分の伝えたいことを表現する。
楽譜を辿り、読みとり、背景を学び自分の音にする。
納得行くまでの道のりがまた楽しい時間でもあります。