
過去に勉強した曲を勉強し直すことを、仲間内では「虫干し」と例えます。
本来は衣類などに風を通し、湿気やカビ、虫害を防ぐことなのですが。
勉強し直すことは、自分の技術の風通し。
これが面白いのです。
当時見えなかった事が見えたり、聴こえなかった音が聴こえたり、新しい発見が結構あるのです。
当時はレッスンで指摘してくださった事の意味も理解しないまま言われるがままに弾いていたこともその指摘の意味や理由が分かって嬉しいですし面白いです。
経験を重ねた分、行間の大切さも知り、時間が成長させてくれたことに喜びも感じられます。
行間に新鮮な風を通す
この実感こそ正に「虫干し」そのものです。