調律の後は、垢の削ぎ落とされた響きを楽しみます。
音程のよみがえりはさておき、響きの変化を確認するのが面白いです。
そろそろ調律かな?
という状態のピアノも好きです。
垢や澱(おり)に教わることもあり、鳴る音に人間らしい味わいを添えてくれる様に思える時もあるからです。
日本では、管理として調律が定期化されていて時期がくると
「そろそろです」ときちんと親切に連絡が来る事が多いですが、これって欧米ではあまり見られない様です。
まあ、メンテナンスという点では定期的にお預け出来るのは安心ですが…
商売上手な面もある、と某外国メーカーの調律師から伺った事があります。
要するに「必要な時にする」
この判断には楽器を知る事が必要不可欠です。
人任せでは少し寂しい感じがするのも否めません。
人と同じかも
無用な健康診断は要らない……みたいな。
たまに天邪鬼な私です😊