半音までがピアノの限界 〜だけど〜

様々な楽器の最高・最低音の音域を有し、10本の指でオーケストラをカバー出来る楽器の王様『ピアノ』

「歌って〜」

「ここは弦楽器のように」

と言われつつ、良く分からずも(ピアノはピアノなのにぃ)なんて思いながら、何とかこなしていたような子供の頃。

今はわかります。

細かい音程が半音までのピアノで管弦のビブラートを醸し出す努力、離れた音程を息や弦で繋げる妙。

ヴァイオリン🎻のチェロのコントラバスのフルート🪈のクラリネットなどの、あのビブラートを感じる感性と表現する力を養うための工夫。

そして歌。

息を使って歌う。

身体を楽器にして演奏する。

それもピアノで醸し出す。

呼吸と同時に半音の中に細かい音程感を響きの中に味わう。

オーケストラの荘厳な響きには震えます。

弦や管楽器の柔らかな調べには癒されます。

ピアノをピアノとして、または他の楽器を想定して奏でる。

願わくばピアノでオーケストラを楽しむ時、トゥッティで心が震える音を出したいところです。

画像:著作者:Freepik

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