➖質が伴って初めて量が生きる➖
中々な含蓄です。
暫く弾かないで居ると、
質の追求に至る前にその日の練習にケリをつけてしまうことが良くあります。
この質を求めるということ
レベルが高くなるとある意味失敗の積み重ねになります。
そして集中していられる時間も短いです。
これについては改めて述べるとして、ここは敢えてその前段階のお話をしたいと思います。
先ず練習を習慣にして継続することが大変で、量を求められるのはその次の段階です。
双方共、中々望めないことが多いです。
「上手になりたい!」
「目標の曲を早く弾ける様になる為に頑張る!」
などと言う気概を感じることが少なくなっています。
理由は幾つか思い当たりますが、共通して言えることは子どもさんが忙しいことです。
忙しくてじっくり向き合うことが難しくなっている様です。
以前、練習が滞り続ける生徒さんに苦言を呈した時に
「学校でも家でも怒られてその上レッスンでも怒られたらどうして良いのかわからない😭」
と、気持ちをぶつけられたことがあります。
どうやら、レッスン場がオアシス?
レッスンに勿論、常にオアシスを心掛けています。
でも、それは達成感や成長に裏打ちされたオアシスでなければ、と思います。
練習しない事が平気な生徒さんはいません。
ピアノの優先順位が低くとも上手になりたい気持ちを育てて寸暇でもピアノに向かう、
その導きも…心掛けています。