子供の頃、テレビコマーシャルで流れていた太田胃散のBGM。
「素敵なピアノの調べ」と思いながら聴き惚れていました。
後々にこの曲が、ショパン作曲『前奏曲』24曲中の1曲と知った時は、
知った嬉しさより知ってしまったショックの方が大きかったです。
前奏曲が15番に差し掛かると必ず太田胃散が浮かんでしまうからです。
おまけに「太田胃散、い〜い薬です🎵」のナレーションまで付いてきます😅
頭を振って打ち消そうとしてもダメ。
こういう思いをされている方って少なからずいらっしゃるのでは無いでしょうか。
他にも沢山の名曲がCMに使われています。
自分の内で出来るイメージでは無く受け身なのに
いつの間にか刷り込まれて出来てしまうイメージは何だか残念です。
前回の原語を和訳で歌うことへの抵抗と同じ様に、
「歴史や価値のある芸術作品にお仕着せのイメージがついてしまうことは、避けて欲しいなぁ…」
なんて考えることが良くあります。
名曲が広まることは歓迎ですし、
素敵なメロディーを心地良く感じてくれる機会が増えるのも喜ばしいのですが……。
太田胃散は、私にとっては一生恨めしいです。