ご存知の通り、ピアノにはドレミが見える鍵盤があり、ポンと叩くと音が出ます。
弦楽器や管楽器は、まず音を出せるようにすることから始めねばなりません。
ピアノには、「まずは音を出せるように」が無くて済みます。
それ故に音楽の入門に選ばれますし、他の楽器を専門に学ぶ場合でも必要です。
音大では入試でも授業でも専攻楽器の他に副科としてピアノを学びます。
管絃楽器は、音が出せるようになるのも一苦労。
キーキー、ギーギー、ピーピー……から。
メソッドを学びながらも良い音を作る努力は欠かせません。
故に、管絃や声楽の方はいつも音作りに神経や時間を使っていますが
ピアノの方は少しその意識が薄い場合が多々あります。
いつでも「ハイ、どうぞ🎶」と音を出してくれる鍵盤が用意されているので
ついつい音作りに気を配ることが後回しになりがちです。
でも、ピアノも音を作る楽器です。
レッスンで学ぶのは、その為のテクニックでもあります。
自分の音を作って奏でる醍醐味を是非楽しんでください。
猫が乗っても出ちゃうから
自分の響きを作りましょう(^^)v