大体、どの曲にも何ヶ所か難関があります。
若かりし頃ゴルフに興味を持った時期がありました。
ゴルフ教室に通い、打ちっ放しで練習を重ねてコースに。
しかし、飛ばない。
ドライバーで100超えが夢でした。(わかる人にはわかる体たらく…)
教室に通っていたのでフォームは良い、でも勢いをつけてクラブを振れない。
インストラクターには「ふわふわでは無くもっと早くふれないですか?」
コースに出れば弟に「パターだけ持って走ってろ〜」とお豆扱いの足手まとい…。
ピアノは弾けるのに腕力が無い。
腰の回転力も無い。
なら、回数振れば良いと打ちっ放しでムキになって練習しました。
数打てば…の世界ですが、練習していて気がつきました。
「あらっ!ピアノだとムキになる練習良くない。
出来ない原因を考えながら練習しないと意味ないのに私ったら何をしているのかしら」
センスの無さを思い知ったらあっという間に熱意も冷め。
好きこそ物の上手なれ とは良く言ったものです。
そんなに直ぐに冷めてしまった熱意。
いちるの望みに託して、頑張り続けなかった程度の興味。
ピアノへの熱意は、あまりの難関に挫けそうになる事はあっても、
冷めることの無い自分に乾杯です。