音の取り方 〜高めも低めも〜

良く知られている事に

音は、『高めに取る→明瞭』『低めに取る→抒情的』 なイメージという事があります。

声楽、弦楽器、管楽器は自身で音を作るので高め低めの音作りには最たるものですが、
勿論ピアノにだって当てはまります。

ピアノは叩けばそれなりの音が出る(予め作られている音)ので、不可能だと思われがちですが
実は可能です。

調律師さんに頼んで高め低めに調律するということでは無いので悪しからずです。
(一流ピアニストが本番前に自分好みに調律を依頼する事とも別です。)

つまり、曲調に合わせて精神性でそれが出来るという事です。

前回、精神は指の技術より大切と書かせて頂きました。正にそれです。

思い描く音質を求めて打鍵の位置、速度、指の当たる場所、小手先なのか、
腕なのか、背中なのか、上半身なのか、全身なのか、ペダルの加減なのか……

ここまで及べば、ピアノも自由に。

ド♩はド♩でも、みんな違う!
それが分かればまた面白味も深くなります。

歌に感情を乗せる様にピアノの音を作る楽しみも是非❣️

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