調に各々の性格があると知ったのはかなり勉強が進んでからでした。
だから調性と書くのですが。
移動ドで考えると鍵盤のどこから始めても長調ならドレミファソラシド
短調ならラシドレミファソラ
なのに
「何でこんなに♯や♭を付けて楽譜を複雑にして調を変えるの?
全ての曲をハ長調とイ短調にしたら楽なのに」
と子供心に思っていました😆
ベートーヴェンの劇的効果に貢献しているハ短調
モーツァルトの深い悲しみの為のニ短調
ほのぼのとした田園風景や麗らかな春にはヘ長調
英雄的な雄々しさには変ホ長調
童謡にハ長調が多いのはハ長調の響きに素朴さと安定感があるからです。
ト長調も輝きや活発さを表すので多く使われます。
喜びや悲しみの度合い、明るさ暗さ、美しさの様子、繊細さであったり高貴さであったり、
重さ、豊かさ、硬さ、柔らかさ、その他沢山の世の中や人生における情景を調性に投影できます。
表現のために自分の演奏(勉強)している曲の調を知ることは必須です。