五線の読み方の手解きは父から受けました。
幼い頃、太い五線の大きな音符をゆっくりゆっくりひとつずつ数えてのドレミでした。
が、いつの間にかすらすらと苦なく読めるようになっていった記憶があります。
レッスンでは、読譜の他にリズム・ハーモニー・メロディーの歌わせ方・右手左手のバランス・音の聴き方などなど多くの要素を総合的に見ていきますが、それぞれの要素が全て同じ速さで満遍なく上達することは稀です。
グラフで表すと凸凹で推移、何かが突出して良くどれかが全く苦手ということも良くあります。
聴く力があっても五線譜が苦手、でもその代わりに耳で覚えるのは得意、お手本を見ればすぐ弾けるようになる場合、読譜に労力を使い過ぎると音読みが嫌いになります。
又は、暗譜が苦手、でもその代わり一生懸命に練習は出来る。
そうです
苦手や出来ないことがあっても必ず反面に出来ることがあります。
そして、出来る事を伸ばせると遅まきながらも苦手な事にも少しずつでも力がつきます。
だから読譜が苦手でも面倒でも大丈夫!
時期が来ればちゃんと出来るようになります。
そのように見守って指導する事を心がけています。