見えた!
そんな嬉しいことが起きるので、練習が報われます。
何十回、いえ何百回も見ている楽譜から今まで見えなかったものが見えた時、
理解が深まるのと同時に、より自分の手の内に入ります。
絵画を角度を変えて見る様に、
楽譜も角度を変えて読める様になると、彩りや陰影が浮き彫りになってきます。
そして、それを表現する為にまた練習を重ねられます。
鍛錬を重ねて皆さんに是非この経験をして頂けるまでになって欲しいと思います。
ですが、行き詰まることもよくあります。
そうなった時には暫く手放します。
そして、気持ちが向くようになったらまた手に取ります。
すると面白いことに以前より馴染む場合が多いです。
手放しているうちに勝手に熟成されている感じです。
馴染まない時は、
「未だその時では無い。」と判断してまたお蔵に入れます。
お蔵が満杯になることは無いので大丈夫です??