
おりしもショパンコンクールが始まっています。
今朝、耳に届いたノクターン3番に参りました。
良く知っているはずの曲が、こんなに心に届くなんて…。
「こんなに心惹かれる曲だった?」
と、すぐにピアノに向かいました。
最初の一節を弾いてみる。
ああ…
これ これ…
何度も見ていたはずの楽譜がいつもと違うものに見えました。
この曲の新たな彩りに気付くことが出来て感激した朝でした。
新たな発見が、より深い洞察となって染み込んで来るのがわかります。
私は17番のノクターンにとても魅力を感じています。
孤独な晩年に作曲された大好きな17番の天に向かう趣きに
パリに到着したての若さが作る穏やかで明るい情緒の3番の対比に
人生を見せて貰っているような気さえします。
3番の価値が爆上がりしました。
ノクターンとしては初期の3番を心に届けてくれたピアニストに感謝しながらコンクールの行方を見て行こうと思っています。
