
「物は考えよう」とは良く言ったものです。
本番の緊張もステージを愉しむためのスパイスと考えれば味わいも出る…というもの。
アドレナリンが出過ぎて顔色が悪くなり、手が震え、震える足でペダルを踏む。
何をどうしたのか何がどうなったのか分からぬ内に本番が終わっちゃた経験の持ち主は多いと思います。
かく言う私も勿論緊張します。
毎回出を待っている時には、自分で選んでこの場に居ることを納得させたり、「弾ける気がしない」などと落としてみます。
逸る気持ちの調整とでも言えるのでしょうか、密かな葛藤です。
いざ!と歩みを始めたら期待へと気持ちを切り替えます。
今、この時、どこまで出来るか、
自分の為にも、聴いてくださる方々の為にもです。
そう言えば、毎回スパイスの味は違います。
今度はどんな味のスパイスを味わえるのか、そんな期待を持って勉強は続きます。