
経験から、暗譜は絶対に必要と考えています。
勿論、暗譜に不安はつきものです。
間違えてしまう不安から画一的な演奏になってしまうデメリットもあります。
ですが、それを乗り越えるまで練習出来ると練度は必ず上がります。
それが何ものにも変え難いメリットです。
苦労して苦心してやっていると見えなかった意味が見えたり聞こえなかった音が聞こえるようになったり、一歩ずつ音楽の内側に入っていける実感が得られます。
つまり、暗譜する程練習出来てからが本当の勉強の始まり。
こんな方を知っています。
暗譜の不安を払拭するための工夫として、ある箇所では、頭を振る、ここでは右を見る、ここでは目を閉じる等、動作の決まり事も決める。
更には不安な所を五線に復元(大変な労力)等々…。
イヤ〜
この苦心の上に自分がやりたい表現が出来ればいうことはありません。
何にせよ、それぞれが自分なりに奥の手を生み出して仕上げることに意味が無いわけがありません。
挫けずにやって行きましょう!
