父方の叔母が聾唖者でした。
接していて困ったことは何もありませんでした。
それ相応の教育を受けていたので、
手話はもちろんのこと私を始め手話の出来ない相手とでも会話が出来ました。
口の動きを読み取ってくれるのです。
そして、こちらが分かる様に同じ様に口を大きく動かしてくれて
ゆっくりですが発語もしてくれました。
トントンと肩を叩いて顔を見て貰えば万事OK。
ふ!と思いました。
聞こえる私達は向き合わずに話すことが結構あるなあ…と。
心を通わせる時には、顔と顔を合わせて目を見て…ですね。
聾唖の方は外見では分からない障害を持っています。
本人にしか分からない苦労が沢山あったと想像しますが、叔母はいつもニコニコ😊していました。
その笑顔の深い意味を思いやれる年頃になった時、
叔母の人生観を知りたくなったのですが、聞くことは叶いませんでした。
悩みなど、人は見えなくても抱えているものがありますね。
でも、みんな、頑張っている。
やりたいことをやれる環境に感謝して日々を過ごせることの意味を噛み締めています。