白鵬の引退セレモニーを観ました。
入門当時の細い身体から大横綱への道のり。
その中で培われた心。
私達が忘れてしまいそうな日本の心を大切にしていることを知り胸が熱くなりました。
『しめ縄』は、神様が降りた神聖な場所を表すものだそうです。
それを身に着けることを許されているのは横綱だけ。
横綱がそれに相応しいと思わせてくれるお話し。
例えば、東日本大震災
余震の止まぬ被災地で、1日2回10ヶ所で土俵入り
全て終了した翌日から余震が止んだ と。
ある時の名古屋場所で稽古場に神様の使いと言われる羽黒トンボが飛来してきたこと。
羽黒トンボが名古屋で見られることは珍しいそうです。
以前、休場明けで取り組み時
彼が土俵に頭をつけて敬ってから上がった姿を見たことがありました。
最後の土俵入り
土俵を去る時
やはり彼は土俵に跪き額をつけ感謝を表していました。
このやり方には賛否両論あるようですが
大切に思っている気持ちは充分伝わり胸が熱くなりました。
学生の頃、練習室で練習の前後にピアノにお辞儀をする同級生がいたことを思い出しました。
感謝することの大事さを改めて学んだようなセレモニーでした。