ストラディヴァリウス、アマティ、ガルネリウス等々、名器は沢山あります。
ピアノもそうですが、名器の個性はどれも素敵です。
好みは人それぞれです。
その上で、吉野杉のヴァイオリン!
古都のバックグラウンドが醸し出すキリッ!とした音色。
吉野杉で作られていると聞いていたせいもあるのかも知れませんが
木がそのまま鳴る響き、言うなれば、まろやかなふくよかさと言うより、シャープなふくよかさ。
奈良に凛と存在していることを感じさせてくれる響きでした。
素材の歴史は深いですが、楽器としての歴史はこれからです。
年月を経てどんな風に成熟して行くのかと思うと未来に行って聞いてみたいです。
悠久の時を超えても、きっと古都の香りが芳しいのでしょうね。