当たり前ですが、いろいろなタイプの生徒さんに出会います。
才能云々はさておきレッスンへの取り組み方も様々です。
目を輝かせての方もいらっしゃれば、何となく連れられての方も。
温度も高低様々です。
ママ・パパも多様なお考えをお持ちなので随分勉強させて頂きました。
経験上、力のある方は道筋さえ正しく付け続けてあげられれば勝手に上手になって行きます。
音楽大学まで進んだ生徒さんは大体このタイプでした。
が、私は時に普通の方を普通に上手にするレッスン運びに魅力を感じます。
今日の◯◯ちゃんは、ひとすじ縄ではいかず、良い意味でとても子供さんらしく正直です。
気分が顔だけでなく口にも態度にも出ます。
「今日はやりたくない」「手が痛い」「怒ってる」「背中が痒い」「鼻がつまる」
などなど……(笑
私は子供の頃は勿論のこと今でも先生にこの様な言動は出来ません。
良し悪しは別として、私の出来ない事をやってのける◯◯ちゃんを面白がることにしました。
「先生も今日はやりたくないし怒ってる」と返します。
痒いときは掻いてあげます。痛い時もつまる鼻にもチチンプイプイとプラセボ薬でお手当てします。
すると………やります。
◯◯ちゃん、何だかんだ上手になりましたしこれからの可能性も見えてきました。
毎回ほんの少しでもお互いのハッピーな時を持ちながら、時には戦いながら上手になってもらいます。