第一印象って「人は見かけによる」判断において大事です。
2度目があるか否かが決まる機会です。
初めての機会に不快な想いを抱いてしまったら2度目は難しいです。
その意味では見かけに頼るところは少なくないと思うわけですが、そうともばかり言えない例も結構ありますね。
実家のドイツピアノの面倒を見てくれていた調律師の方。
見かけがボーッとした方で無口、お話しをしても口数少なく口下手
腕の良い調律師でスコダに好まれて本番の調律を受け持ったことがあるというバックグラウンドが無かったらお願いすることは無かったような……
調律後のピアノの響きは素敵でした。
調律したてのピアノでの私の演奏を目を閉じて聴き入ってくれては(口下手な、だけど的確な)講評をくれたものでした。
日本にいると疲れるそうです。
疲れが溜まるとウィーンに行って日本の喧騒から離れて充電すると話されていました。
ヨーロッパの音に良く触れていらしたので、彼の前で弾く時間はステージレッスンの様に緊張感ある大切なものでした。
街中で通り過ぎたら、さえないボーッとしたおじさんが、実は感性豊かな素敵な音作りをする繊細な方なわけです。
人は見かけによる時もよらない時もありますね。
結局は、見極める力はやはり自分に必要!ということで
以上