
上達して来ると不協和音の美しさに気が付き始めます。
何色?と言えない微妙な感覚、少し濁る音の魅力を味わえる様になります。
白か黒では無く
1+1=2では無く
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若い頃は印象派の作品にしかそれを認められませんでした。
しかし、お陰様で音楽経験のみならず人生経験や勉強の積み重ねが不協和音の素敵さを喜べる様になって、ご褒美を貰えたような心持ちです。
答えのある勉強の次は、答えのない勉強が出来ると良いと思います。
答えもスッキリあるものばかりでは無く、グラデーションがあったり、答えが無いのが答えだったり。
そんな学びができるのが人生の醍醐味とさえ思います。
響きのグラデーションを考えると音楽は本当に深いです。
本気で向き合うと不協和音に作曲家の魂が…
とさえ感じることがあります。
だから難しい
だから魅力的
だから、また世界が広がります。