前回、登場させて頂いた調律師さん
あるサークルで子どもさん達に大人気でした。
「・・さんが調律してくれた音だあ〜」と喜ぶ子どもさん達の耳の良さと感性に感嘆したことがありました。
本当に素敵な音を作ってくれるのですが、実は、やはり器用では無く…
調律師はもちろんのこと修理もします。
腕前も様々です。
当時、実家で愛用していたドイツピアノは、高音が4本弦でここの響きに特化していました。
しかし、経年劣化もあって度々メンテナンスをしていました。
ご機嫌を伺いながら大切に弾いていましたが、鍵盤が度々剥がれてしまう様になりました。
貴重な象牙ですが、ひとつの鍵盤に対して2枚組み合わせての仕様でした。
そのうちの1枚が剥がれるわけです。
貼り直してもらうのですが、それが、信じられないくらい雑で😓
接着剤ははみ出てる、継ぎ目の処理が雑だからはっきり線が出てしまう…。
白い鍵盤にストライプ模様がぁぁぁ
音作りは素晴らしいのに…
どうやら見かけに気を使わないのは、ピアノに対してもらしく。
ある時から、音作りはその方、象牙の貼り直しは別の方に頼む方式を取るようにしました。
素晴らしく秀でているものを持っている人は、その逆も持ち合わせているそうです。
緊張と緩和のバランスで保たれているのかもしれません。
私の緊張と緩和、心の栄養に保たれれば良いな、と思います。