ヨーゼフ工房の中村氏は優れたオーボエ奏者でもあります。
演奏家としてより良い演奏と同時にそれに伴った音色を求め続け
ついに「ご自分の為に満足出来る楽器を作りたい」と楽器製作に身を投じたそうです。
パーツも木や金属それぞれの産地や材質にこだわり
更に材質それぞれの環境に応じた製作場所にもこだわり
妥協無く取り組んでいらっしゃるそうです。
芯がありクリアな、しかし暖かくまろやかな音色は
あえて例えると母性しかも深い母性があるような……
私には、そう感じられました。
私は、オーケストラの重厚な深い響きに触れると心が動かされ決まって涙が出るのですが
このオーボエの演奏にも心が動かされました。
「自分の為に満足できる楽器を作りたい」という想い。
わかります。
そして、それを実行してしまうエネルギーに敬服します。
私の場合
ピアノ…
幸せなことに今は、満足できる楽器を手元に置くことが出来ています。
楽器に応えられる様にまだまだ自己鍛錬です。(笑)