メトロノーム(2)

メトロノームは、ベートーヴェンの時代に発明されてベートーヴェンが初めて使い感動したという記述があります。

一定のテンポ感、拍子感の刻みの練習には欠かせない物です。

ですが、それはあくまでも基礎練習に留めるのが賢明な物でもあります。

メトロノームの刻み音は、息をしてくれないので楽曲表現には邪魔になります。

つまり正しく活用する術を知る必要があります。

あの感情表現豊かに奏でるショパンの楽曲でさえ基本のテンポや拍子感が身についていなければ自然で自由にさえ聴こえるテンポの揺れは表せません。

少し速くなったりルバートをかけたりしても辻褄の合う出来上がりになるのにはしっかりとした基礎の柱があるから、と断言出来ます。

ショパンも「練習は冷静に」と常々助言していたそうです。

集中出来なくなったおチビちゃんの目を輝かせる存在になったり

大ピアニストの大事な基礎練習の友だったり

大活躍なメトロノームです。

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