フォルテ(f)ってloudじゃないヨ② 〜時代や作曲者を知る〜

例えば、ラフマニノフの フォルテ

例えば、ベートーヴェンの フォルテ

例えば、ショパンの

例えば、シューマン、バルトーク、モーツアルトなどなど……

の違い

演奏に反映させるには多くを学ぶことが不可欠です。

時代背景や楽器の完成度、取り巻く環境、思想や人となり…を。

そして想像力を働かせて勉強を進めて行くと理解が1つずつ深まって行きます。

勿論、多くを聴くことも大事です。

学生の頃、青山三郎先生が、

「今の人達はいいね。知りたいものが直ぐに手に入って。僕達の頃はレコードすらなかなか手に入らなかった。想像力で作り上げるしか無かったからね。」

と静かに微笑みながら仰っていらしたのを思い出しました。

「恵まれているのだからもっと勉強なさい」

と仰りたかったのだ、と凡人の私が気がついたのは大人になってからです。

数日前に心震えるベートーヴェンを聴きました。

凄かった。

命懸けとも思える姿勢に演奏家たる覚悟を感じ、鳥肌が立ちました。

凄みのあるフォルテ、ただ強いだけで無く節度を保ち凝縮した中で最大限に表現する。

ベートーヴェンが喜ぶだろうな、と思える演奏に舌を巻きました。

趣味の域を少しでも越えて勉強したい方は、ぜひこんなことにも考えを及ばせてみるのも面白いと思います。

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