「合格をつけて良い基準が分からず困っています。」
と講師さんから相談を受けることがあります。
迷う、ということは音楽を知っている証拠です。
（楽譜通りに弾けさえすれば合格と思っている方が多い）
答えは簡単です。
「弾く人の力量に応じてゴールを決める」です。
10人10様の仕上がりで良いと思います。
忘れてならないのは、生徒さんがピアノで何を学び、得たいのかを知っておくことです。
その上で各々の持つ力を最大限に引き出して自信と意欲を持ってもらえたら理想の展開です。
継続の方法もプロを目指す場合は別として其々です。
最近は、社会の風潮や諸事情で電気を通す楽器で学ぶ方が多いです。
どんな取り組み方であれピアノがピアノたる所以、アコースティックだからこその音の作り方や心の成長に即した学びや理解の度合いを通して深まる喜びを知ってほしいと頑なに思います。
趣味でも、ただ弾けるだけで無く、ハードルを上げることも時には大切なことです。
