今日はショパンの命日
ノクターン17番を噛み締めました。
病的な不安定さと身を切るような切なさを兼ね備えた晩年の悲しみ
美しいメロディー
その痛みさえ美しく官能的な音の世界とこの世にあらずと思わせるラストの美しさの天才性
かつては、普通に弾けていました。
しかし、深淵な内容やロ長調の神経質な響きに理解が及んだ時、私にとってこの上無く難しいノクターンになりました。
でも、癒されます。
どっぷり浸って弾いていると涙が出ます。
悲しい響きなのに、感傷的な涙では無く嬉し涙のような感じです。
これが感動なのだとしたら課題であった
「自分の演奏に感動!」に近づけたのかもしれない。
まだまだ克服するべきところは多いですが、
感謝の気持ちが溢れます。
ー偉大なショパンを偲んでー