
ショパンコンクール、ファイナルの3日間が終演。
素直に感動できた3日間でした。
忙しい時は、贅沢なBGM、
再び浸りたい時は、座して。
手掛けたことのある曲は、楽譜を取り出して勉強の過程を辿ってみたり、新しい発見をしたり。
本当に耳も心も幸せでした。
コンクールの在り方には様々な考え方がありますが、これもひとつの立派な形。
素晴らしい演奏の数々に、図らずも順位をつけねばならない審査員の皆さんの心の内は察するに余りあります。
私の中では、3次予選からはもうコンテスタントの方々、全員優勝です。
エントリーする事自体が、才能のみならず人生の膨大な時間をかけることで叶うことなので、ある意味異次元の世界です。
しかし、異次元でも人間がここまで成し得られることの可能性が見えて感嘆しています。
楽器に至っても各社が威信を賭け用意されています。
ピアノの可能性を引き出す集大成のひとつと思えるショパンコンクール。
流石の趣きでした。
