こだわらないやわらかさ 〜年の始めに〜

こだわることが良いことだと思っていた時期が長くありました。

襟を正させてくれる昔からの風習や
淡々とした日常生活に華やぎや潤いを醸し出す季節の行事については
守りたいのでこだわる事は良しとしています。

が、対人関係へのこだわりは時には権利意識が勝ってしまってあまり
感心できない場合があります。

対人関係のこだわりの変化は権利意識に寛容になって随分無くなりました。

たとえばルール

ルールを守ることは大事です。
若い頃は、何が何でも守るべき事と思っていました。

こだわりが強かった分些細なことでも
守れなかった時や守ってもらえなかった時、結構辛い思いがありました。

他人が守れなかった時、又は守れそうもない時
そこに汲み取れる事情があるか否かを考える余裕が出来たのは
私の場合、かなり大人になってからです。

それからは、随分楽になりました。

今は、充分出来ます。
時には、「そこまで?」くらいまで。

もちろん、あくまでも『前に進むためと納得出来る時に限る』ことは言うまでもありません。

やわらかい余裕、大らかな余裕、愛ある余裕。

ん〜〜
というとまるでとても良い人みたいですが……

一歩間違えると自分を許す余裕になってしまうので要注意です。

この方向性が
「他人に甘いことが自分にも甘い」につながることは避けたいと肝に銘じる年明けです。

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